コラム

研修動画制作の目的

研修動画は、社内スタッフの教育に必要なカリキュラムを動画化したコンテンツです。動画は紙のマニュアルで何百ページ分の内容を数分で視覚的に伝えられますので、情報を伝えるツールとして効率的に利用できます。一度制作した動画は数年単位のスパンで繰り返し使用できるためコスパがよく、コスト面でもおすすめです。

研修動画のパターン

オーソドックスな研修動画の種類は以下のとおりです。

• セミナー形式
• インタビュー形式
• アニメーション形式
• ストーリー形式

セミナー形式では講師が登壇し、ホワイトボードなどで研修内容を説明します。対面型の研修と同じ形式で説明が進むため、制作側も準備が進めやすいのがメリットです。アニメーション形式、ストーリー形式は視覚効果が高く、テレビCMのようなクオリティを出せます。より高度な撮影や編集が求められますので、専門会社に依頼するのがおすすめです。

学習効果を高めるポイント

短い再生時間で複数の動画に分ける

研修動画の学習効果を高めるためには、視聴者を飽きさせないことが大切です。一つひとつの動画再生時間を短くすることで、集中力を切らさずに視聴ができます。普段スマートフォンで動画を見ている人は、短い動画を何本も見ることに慣れていますので、動画は長くても10～15分程度に収めて複数用意するとよいでしょう。動画の最後に内容のまとめを入れることで自然と復習につなげられます。次回の予告も挿入しておくと、次の動画に抵抗なく進むことが可能です。

併用できるテキストを用意する

動画で伝えきれない細かな情報は、テキストにまとめて配布します。動画とテキストで視線を動かすことで退屈を感じさせない工夫が可能です。テキストにはクイズ形式や穴埋め形式で記入箇所を用意しておくと、内容の定着や理解度のアップが期待できます。手を動かすことでメリハリをつけて研修動画を視聴できるでしょう。

動画を編集できるようにしておく

研修動画は利用を重ねる中で、追加や変更が発生する場合もあります。複雑な編集をしていると動画の情報をアップデートできません。制作後に編集できるよう複雑な編集作業は行わないのが賢明です。制作を専門会社に依頼する場合は、後から編集したい旨を伝えましょう。

動画の目的やターゲットをはっきりさせる

新人スタッフに見せるのか、ベテラン社員の再教育用に作るのか明確にしておくことが大切です。制作を依頼する場合は、研修動画を視聴して何を身につけてもらいたいか企業側が提示する必要があります。研修動画の効果を高めるためにも、動画内で伝えたい内容を最後にまとめることが大切です。